今年初めの投稿になりますが、
正月早々から暗いニュース(地震・事故)ばかりでお祝いの言葉もありません。
そこに私ごとですが追い打ちをかけられました。
みなさんはむかしCOM(コム)と言う月刊誌があった事を覚えていらっしゃいますか?
当時手塚治虫さんのいらっしゃった虫プロという会社から出版されていました。
ガロと並んで?(たたかって)人気を二分していました(笑)。
勿論私はコム派でこの本を新潟市の本屋さんで初めて見つけたときは鳥肌がたつ程大喜びしました。
自分の町の小さな本屋さんには無かったし知らなかったのです。
私も漫画家を目指していたのですが、COMにはそうした少年の夢を後押ししてくれるパワーがあったのです。その本の後ろの方に「ぐらこん」と言うページがあって、漫画の募集と漫画家を目指す人達の地域の集い応援コーナーがあったのです。勿論私もすぐに新潟支部に参加しました。高校一年生でした。
その中にいた私が言うのも恐縮なんですが、その新潟支部はレベルが高く、学校はそれぞれ違いますがほぼみんな同学年でした。(20人くらい会員?がいたと思いますが、10人程がプロの道に進みました)。
私が入会した時点ですでに雑誌に掲載経験のある女子(高校二年生)がいましたし、そのあと高校を卒業とともに手塚さんのアシスタントや、石井いさみさんのアシスタントになった人もいました。
そのごも専門学校へ行ったりバイトをしながらアニメーターになったりイラストレーターになったりしています。
その時の「ぐらこん」で2代目のリーダーだった友人が先日亡くなりました。彼とは高校三年生のとき四人で?東京の漫画家巡りをしました。当然手塚さんにもお会いして「君たちの「ぐらこん」の出来は今年一番だったよ」とのお褒めの言葉も頂きました。リーダーの力だったと思います。
私がこの道に進んだきっかけと楽しい想い出を作ってくれたリーダーにご冥福をお祈りします。合掌。