昨日フィギュア王が送られてきました。先月のはじめにインタビューを受けていたのでいつか出るとは思っていたのですが、僅か一か月で発売とは驚きました。スタッフおよび製作者側の苦労と努力に同情(笑)と感謝を申し上げます。
ミクロマン50周年記念特集なので当たり前なのですが、ほぼ全てのミクロマンが扱われていました。
私は業界では「伝説巨人イデオン」の作者として知られていることが多いのですが、この本を見ていただくとよくわかるのですが、イデオンは一年とちょっとだったのに対して、ミクロマンはまるまる7年間 関わっていたのです。
(その後25周年のアニメ化や雑誌の展開にも関わってきたので私の人生はミクロマンでできたと言ってもいいのです(笑)
ミクロマン発売の1974年(50年前)の7月 (23歳の時)に私はデザイン会社に入ったのですが、このすこし前の5月に母が亡くなっていたのす。
母に漫画家かイラストレーターになると言って新潟から出てきていた私は、当時やっていたキャバレーの看板描きをすぐに辞め仕事を探していました。
すると(本にもすこし書いたのですが)新潟から一緒に出てきていたアニメーターの友達が「樋口ここに行ってみたら?」と新聞に載っていた三行広告の「デザインメイト」という会社を見つけてきてくれて勧めてくれたのです。彼がいなければこの会社に入ることはなかったでしょう。
そして面接は当時社長の先輩で顧問をしていた方に気に入ってもらい入社することができました。決して能力があったわけではありません。
その後も私は素晴らしく能力のある変人気の先輩や友達、後半は後輩にも恵まれて育ちました(笑)
というふうに50年前のミクロマンは私の現在を作ってくれました。