「オオカミがとぶひ」ミロコマチコ
最初読んでみると、その勢いで、あ、終わってしまったとなるのです。
そのくらいに、通り過ぎるように始まって終わる、そんな絵本でした。
なんの絵本なのか、これは何なのか、を知りたくて、もう一度じっくり。
それでも、勢いは消えないのです。こんなに勢いを感じる絵本なんてあったでしょうか。
ぼくとそれぞれの生き物が視線で訴える力が強く、、
そして、、内容が入って来ない!どういうこと!?!?
ようやく何回目かに、動物が一つづつその勢いに関連していて、
この勢いの世界を賑やかに作り上げているのがわかります。
この勢いが、目覚めている間の僕。つまり、活動して生きている僕の世界なのだろうか。生きているとは、このような勢いの流れで過ぎていくものなのだろうかと、寝ている僕の静寂から思いました。
生きるという生命の勢いを感じたい人に、
一度見てみてください。
絵本の紹介者
松木いくの http://ikunomatsuki.jimdo.com
布、お茶の時間、歌、自転車、スカッシュが好きです。
少しずつウォーキングをはじめました。
小さな子供の先生、 絵本作家/イラストレーターの活動中。
布に描いたトートバッグ等を ”Ikuno pattern” として、
http://minne.com/ikuno
こちらでご覧になれます。展示会などでも販売中。